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被爆者、NY40か所で「黒い雨」など体験語る(読売新聞)

 【ニューヨーク=岡田浩幸】核拡散防止条約(NPT)再検討会議に合わせて訪米中の日本原水爆被害者団体協議会(被団協)代表団の被爆者たちが、1日(日本時間2日)から5日(同6日)にかけて、ニューヨークの学校や教会など約40か所で被爆体験を語った。

 「今も生存者を苦しめる核兵器は、廃絶するしかない」。市民の力が国際社会を動かす力になると懸命に訴える被爆者らの声に、学生らはじっと耳を傾けた。

 ニューヨーク市立大ラガーディア校では5日、中村雄子さん(78)(神奈川県平塚市)と田村良夫さん(68)(同県座間市)が学生ら130人を前に、65年前の広島でのできごとを話した。

 爆心地から約2キロにいた中村さんは全身にガラス片が刺さり、放射性物質を含む「黒い雨」を浴びた状況を説明。原爆詩人・峠三吉の作品「にんげんをかえせ」を英語で朗読した。

 3歳で被爆した田村さんは犠牲者を悼んで「アメージンググレース」を尺八で演奏、「世界から核兵器をなくすため一緒に取り組みましょう」と呼びかけた。

 大学生カルロス・ルイスさん(32)は「2人の言葉は力強かった。世界はもっとヒロシマを知り、行動すべきだ」と話していた。

 代表団は主な活動を5日で終え、多くは7日に帰国。一部の被爆者は体験証言を続け、NPT再検討会議に出席する各国代表を訪ねて核廃絶に向けた取り組みを求める。

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